みなさん、こんにちは。及川商店の及川です。
ご自宅の押し入れの奥に、もう何年も使っていない「開かずのパソコン」は眠っていませんか?
「古すぎるから捨てなきゃいけないけど、データの消去も面倒だし…」 そう思って放置されているパソコン、実はまだまだ現役で活躍できる可能性を秘めているんです。
今回は、なんと**「17年前に製造されたノートパソコン」**を見事に再生させた事例をご紹介します。
患者さんは「17歳のLenovo」
今回持ち込まれたのは、2008年頃に製造されたLenovoのノートパソコンです。人間で言えば高校生ですが、パソコンの世界では超ご長寿です。
【再生前の状態】
- OS: Windows 7(サポート終了済み)
- メモリ: 3GB
- 症状: 電源を入れても起動するまでにカップラーメンが作れるほど時間がかかる。インターネットを見ようとしても、フリーズして動かなくなる。
お客様も「さすがにこれはもう産業廃棄物ですよね…?」と諦め顔でした。 確かに、最新のWindows 11を入れるのは不可能です。しかし、やり方次第でこの子は蘇ります!
及川商店の移動修理カーで、早速「再生手術」を開始しました。
手術内容:部品の交換と、新しい魂(OS)の注入
今回の再生のポイントは2つです。
1. 心臓部を「SSD」に入れ替え
人間で言うところの「記憶装置」であるハードディスク(HDD)が、経年劣化で非常に遅くなっていました。これを、最新の高速な記憶装置「SSD」に交換します。
これだけで、自転車からスポーツカーに乗り換えたくらい、データの読み書き速度が劇的に向上します。
2. 軽量な基本ソフト「Linux Mint」をインストール
このパソコンの性能で、現在の重たいWindowsを動かすのは酷です。そこで、Windowsの代わりに「Linux Mint(リナックス・ミント)」という無料の基本ソフト(OS)を導入します。
Linux Mintは、Windowsに見た目や操作感が似ていて使いやすく、何より動作が非常に軽いのが特徴です。古いパソコン再生の切り札とも言える存在です。
ちょっとしたトラブルと解決策
OSのインストールは順調に進みましたが、ここで一つ問題発生。
17年前の内蔵Wi-Fi部品が古すぎて、現代のLinuxではうまく認識してくれませんでした。インターネットに繋がらないと不便です。
【解決策】 古い部品を無理に使うのは諦め、最新の「USB接続型Wi-Fi子機」を外付けしました。
これをUSBポートに挿すだけで、あっさりと高速なWi-Fiに繋がるようになりました。古い機械を再生する際は、こういった柔軟な対応が重要になります。
驚きのビフォーアフター!
さて、SSDへの交換とLinux Mintの導入を終え、電源を入れてみると…。
起動時間はわずか数十秒! あんなに重かったインターネット閲覧も、サクサク快適に表示されます。YouTubeの動画視聴(標準画質)や、文章作成も全く問題ありません。
「重すぎて動かない鉄の塊」が、「快適なインターネット&文書作成マシン」に生まれ変わりました。お客様も「えっ、これがあのパソコン!?」と目を丸くして喜んでくださいました。
押し入れのパソコン、諦めないでください
最新の3Dゲームや高度な動画編集はできませんが、「ちょっと調べ物をしたい」「PTAの資料を作りたい」といった用途なら、10年以上前のパソコンでも十分現役で使えます。
なにより、使えるものを長く使うことは、とてもエコでSDGsな取り組みです。
「うちの古いパソコンも直るかな?」と思われた方は、ぜひ一度、及川商店にご相談ください。玄関先まで専用車で伺い、その場で診断・再生いたします。


